Lecture of 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復油画研究室

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Curriculum

 カリキュラムは、共通科目と各研究分野の専門科目、実技科目で構成されています。また文化財保存学共通の基礎を全学生に学ばせることにより、幅広い知識の習得と理解を深め、各専攻、出身大学、出身国の異なる学生の相互交流を図っています。また、学生の視野の拡大のため、世界的に活躍している外国人文化財の専門家を2年毎に招聘して講義を行っています。

 当専攻では各自の模写制作に加えて、作品の修復と修士論文および博士論文の作成を必修としています。修了時にはこれらの研究成果について口頭発表と展示発表を行わせ、プレゼンテーション能力の育成を行うとともに、研究内容を公開しています

修復実習.JPG修復実習
光学調査.JPG光学調査
集中講義.JPG集中講義
中間報告会.JPG中間報告会

修士課程

学期 2期制(前期4月-7月、後期9月-1月)

1年次

・ 文化財保存学演習(通年):文化財保存学の各科(日本画、油画、彫刻、工芸、建造物、保存科学、システム保存学)による講義・実習。
・ 文化財保護概論(前期文化財保護に関する法令・制度・歴史、文化財保護に関する概要。
・ 保存環境計画論(前期):文化財の保存環境に関する概要。
・ 修復実習(通年):油彩画2点の修復を行い、実習を通して修復技術および修復理念を学ぶ。
・ 材料技術論(通年):油彩画の技法材料に関する講義を行う。
・ 伝統技法研究(通年):黄金背景テンペラの模写を行う。
・ 古文化財研究(古美術研究旅行):1週間、近畿地方を中心に古文化財の見学等を行う。
・ 集中講義:年に約4〜5回、文化財に関わる各分野の専門家を招き、講義、実習を受ける。

2年次

・課題研究(通年):修復および修士論文テーマに関する研究

博士課程

学期 2期制(前期4月-7月、後期9月-1月)

研究

・課題研究 :博士論文テーマに関する研究

発表

・博士展
修了に合わせ、博士課程における研究作品および論文の口頭発表会を行います。修了時に論文を大学に提出します。