Thesis of 東京藝術大学大学院 美術研究科 文化財保存学専攻 保存修復油画研究室

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修士課程

(過去10年間の修士論文)

令和4年度

  • ・額縁制作における立体装飾(compo)の技法・材料に関する研究―長尾建吉製造「磯谷額縁」の修復と分析を通して―
  • ・現代絵画に使用されるコーティング剤の研究―東京藝術大学 油画科 学生の作品を対象とした調査―
  • ・ヤコポ・デル・セッライオのメディウムについての考察と技法の再現―国立西洋美術館所蔵《奉納祭壇画:聖三位一体、聖母マリア、聖ヨハネと寄進者》の模写を通して―

令和3年度

  • ・東京藝術大学大学美術館所蔵 和田英作模写『ミレー《落穂拾い》』の光学調査と保存修復―明治期における和田英作の模写とパリでの制作背景の考察―
  • ・東京藝術大学大学美術館所蔵 池部鈞(山下鈞)《春淺し》の保存修復と光学調査―文献調査を通した筆者の画業の再考察―

令和2年度

  • ・永青文庫所蔵 久米民十郎筆《支那の踊り》の模写―作品の光学調査と保存を目的とした模写を通じて―
  • ・両面に描かれた油画の修復と額装の工夫
  • ・東京藝術大学大学美術館所蔵 大久保作次郎『裸体』の修復と保存方法の検討―作品の歴史的側面の研究と科学的調査を通じて―

令和1年度

  • ・フラ・アンジェリコのテンペラ画における彩色技法の研究―リナイウォーリ祭壇画の模写を通して―
  • ・日本とギリシャの文化財活用のためのアプローチ―油画修復に関する専門用語集の編集―
  • ・東京藝術大学大学美術館所蔵 高橋由一《海岸》について―作品修復に伴う光学調査による作者の再検討―
  • ・現代美術の保存修復―小林正人《海水浴》を巡って―

平成30年度

  • ・現代における美術作品保存の在り方―物質と事象を両立し“事実”の保存へ―
  • ・日本の油彩画修復における強化ワックスの使用調査とその再修復のための基礎研究
  • ・日・韓の建造物文化財保存及技術伝承に関する比較研究
  • ・ヤン・ファン・エイクの油彩技法―《アルノルフィーニ夫妻像》を模写して―
  • ・内装復元においての模写の活用を考察する
  • ・装飾古墳「かんぶり穴(十王前横穴墓群)」の壁画に関する研究

平成29年度

  • ・絵画の保護を目的とした額縁の調査と考察
  • ・五味清吉《大国主命と八重垣姫》の時代背景及び画題・作風についての考察―調査・修復を通して―
  • ・装飾古墳壁画の自然環境化における劣化に関する研究―太子古墳の調査を通して―
  • ・ラファエロ・サンティの技法研究―《聖母子と幼き洗礼者ヨハネ》の模写を通して―

平成28年度

  • ・脱塩処置において水がキャンバスに及ぼす影響
  • ・テンペラ絵具と油絵具を併用した絵画技法研究―初期フランドル派 ロヒール・ファン・デル・ウェイデンの工房作「女性の肖像」の模写を通して―
  • ・板絵作品に生じた亀裂の形状分析―小型イコン3点の調査を中心に―

平成27年度

  • ・油彩画における経年亀裂の形状と顔料の関係性
  • ・金属箔を使用した西洋中世油彩技法の考察―テオフィルス「透明な絵」とノルウェー祭壇画群の比較―
  • ・香田勝太「厨さき」に見る劣化症状について

平成26年度

  • ・乾燥亀裂発生についての考察 -黒色絵具を中心として-
  • ・油彩画の支持体としての紙 -堅牢度についての考察-

平成25年度

  • ・作者不詳《婦人像》制作背景の考察-作品調査・修復を通して-
  • ・油彩画裏面に生じる油染みの発生原因に関する考察
  • ・水性アクリル絵具塗膜の溶剤に対する反応についての考察
  • ・川村清雄の油画技法に関する研究-東京藝術大学大学美術館 所蔵《洗濯婦》及び《静物》の調査を通して-

博士課程 

令和4年度

  • ・鈴村敦夫: 日本におけるモザイク壁画の保存修復に関する研究
  • ・國方沙希: ワックス裏打ちされた油彩画における裏打ち布の部分剥離に関する考察

令和3年度

  • ・民部有桂: 初期フランドル絵画の彩色技法研究-国立西洋美術館所蔵Joos van Cleve《三連祭壇画:キリスト磔刑》の模写実験を通して-

令和2年度

  • ・髙橋香里: 忘れられた青色-西洋中世の処方に基づいた人工顔料の歴史的考察-

平成26年度

  • ・中村樹理: ヨハネス・フェルメール『真珠の耳飾りの少女』再現模写による技法と材料の検証

平成24年度

  • ・加藤広樹: 明治から大正の油彩画に用いられた画布に関する考察
  • ・日高 翠: 中部ルーマニアにおける正教会修道院附属病院教会堂の壁画に関する研究

平成23年度

  • ・大久保伊織: 洋画家高島野十郎の技法と絵画の劣化予防措置
  • ・杉原朱美: 国沢新九郎の油画技法に関する研究−我が国の油画黎明期に果たした役割−
  • ・富山恵介: テンペラ絵具の表面形状と特性の分析−非破壊分析によるテンペラ絵具の同定−

平成22年度

  • ・中安知佳: 三次元蛍光スペクトル法を用いた油彩画修復に使用されるワニスの研究

平成21年度

  • ・佐藤由季 : バーミヤーン仏教壁画における彩色技法・彩色材料に関する研究

平成20年度

  • ・平野はな子: フォクシングの形状分類法の考察および修復処置に関する研究

平成19年度

  • ・鈴鴨富士子: 油画修復における補彩絵具の保存性に関する研究 −媒剤の異なる補彩絵具の劣化について−

平成18年度

  • ・大場詩野子: 明治後期油画に使用された画布の研究-X線フィルム観察による分類を中心に-
  • ・ミラ・ルゴニャ: クロアチアにおける無形文化遺産であるレース文化の研究 : 歴史・地域によるレース文化の社会的位置に関する考察およびレース文化保護について

平成17年度

  • ・金 鍾旭: 東京藝術大学大学美術館所蔵 韓国人留学生の自画像に見る韓国油画の絵画技法・絵画材料の変遷についての研究

平成16年度

  • ・作間美智子: 明治期東京美術学校油画作品にみるふたつの白:黒田清輝とフランス

平成15年度

  • ・中右恵理子: 亜鉛華を使用した地塗りに起因する剥離現象に関する研究:日本の油画における材料およびその使用法の時代的変遷との関連性

平成14年度

  • ・武田恵理 : 京都大学総合博物館蔵 重要文化財「紙本着色聖母子十五玄義・聖体秘跡図」の再現模写と描画技法の研究
  • ・柳 蘭伊 : 韓国油画に対する日本油画の影響に関する研究:沈亨求の油画技法・材料の調査を中心に

平成8年度

  • ・横島文夫 : 19世紀に製造された鉛白の再現と明治前期油画における油性地の研究

平成5年度

  • ・鈴木淳 : X線写真による油画地塗り層の研究―キャンヴァスに描かれた明治前期の作品を対象として―